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永遠に語り継がれる「4一銀」で藤井二冠は
ジョン・フォン・ノイマンに並んだ!

永遠に語り継がれる「4一銀」で藤井二冠はジョン・フォン・ノイマンに並んだ!

2021 年3月23日に行われた将棋の竜王戦2組ランキング戦準決勝で、藤井二冠が指した「4一銀」という手が歴史に残る名手と話題になっています。

神の一手」「人間には指せない手」と言われるこの一手、どこがそれ程までにスゴいのでしょうか?

まず普通の人(棋士)は気づかない

ちなみにどういった場面だったかというと、対戦相手の松尾八段が自分の8四飛車(将棋で最も強い駒)を捨て、△(後手「松尾八段」の意)8八角成と勝負をかけて切り込んでいったところでした。

相手が最強の駒を「捨てて」くれたのですから、プロ棋士はもちろん、将棋の分かる人なら百人中百人が▲(先手「藤井二冠」の意)8四飛車とすぐに指すと考えました。

しかしここで藤井二冠、なんと1時間近く長考に沈みます。

考えても結果は変わらないのになぜ?と見守る将棋ファンはもちろん、解説のプロ棋士でさえ訝しがります。

「一体藤井二冠は何をそんなに考えているのか?」

すると中継しているAbemaTV自慢の将棋AIが「▲4一銀」という手を最善手として表示し始めました。

???????

「▲4一銀」という手は藤井二冠の持ち駒である銀で王手をかける手なのですが、松尾八段の王か金で簡単に取られてしまいます。

つまり、自分の銀を「タダ捨て」する一手なのです!

相手が捨ててくれた飛車を取らず、あろうことか自分の銀を捨てるという所業

解説陣もAIの意図が分からず、ただただ混乱するのみで「人間にはこんな手は指せません」という始末です。

棋士会副会長の遠山六段もTwitterでこうつぶやいています。

ここで長考するだけで、もうスゴイ。飛車が取れるのに。 果たして▲4一銀を指すのか。 ドキドキします。

ところが、指すんですねぇ、藤井二冠は(゚∀゚)

この瞬間、全国の「見る将」はもちろん、超天才集団であるプロ棋士達も驚嘆の声を上げます。

【遠山六段】

▲4一銀を指せる人類がいるなんて強すぎる

【勝又七段】

人間は▲4一銀打っちゃいかんだろ・・・

【大平六段】

▲4一銀みたいな手があって、針の穴を通すような勝ち方をAIが示している。

これは読み切れないかも?みたいなものでも、決めていく。

それが藤井さんの魅力だと思います。

もちろん100%ではないでしょうけど、どんだけ~という感じ。

【AbemaTVで解説を担当していた藤森五段】

あそこで▲4一銀を打てる人には、もう将棋勝てないでしょう。

普通じゃない頭脳を持つ「普通の棋士」では気づくことができない一手だったようです。

万が一気づいてもその後が複雑すぎて人間には指せない

藤井二冠は終局後のインタビューで、「詰めろ(詰みの一歩手前の状態)を続けるにはこの手かと思った」とサラッと答えています。

しかしこの「銀のタダ捨て」をどのようにして「勝ち」につなげていくかは、AbemaTVで解説をしていた北浜八段と藤森五段が二人がかりで必死に考えてもすぐには分からなかった様子。

プロ棋士が答えを示されても意味が読み解けない、解説不能状態に陥ってしまうという複雑さだったのです。

遠山六段はTwitterで

その一手を指せば後は分かりやすいなら、気付けば指せるんです。

問題は気付くかどうか。 でも▲4一銀はタダで捨てた後があまりに不透明。だから気付いても指せないです、普通は。

▲4一銀は気付きにくいし、指しにくいだから人類には普通指せない類の手なのです。

もう、普通じゃない。

と「▲4一銀」が発見するのも難しいが、発見後それを「御す」ことが更に難しいがゆえ、「人類には普通指せない類いの手」と表現しています。

原子力の完全なる制御を手の内にいれたようなもの

それは膨大なエネルギーを生み出すことも難しいが、それを完全に制御するのは更に何十倍も難しい「原子力」によく似ています。

藤井二冠はAIが指し示す暴走する原子炉のような危険な一手を、その完全なる「読み」の力で制御し始めているのかもしれません。

コンピュータ、原爆、ゲーム理論を作った天才ノイマンに匹敵

超天才集団である将棋界の住人であるプロ棋士達が、口を揃えて「人間じゃない!」と驚嘆する藤井二冠。

それは20世紀にコンピュータ、天気予報、ゲーム理論、そして原子爆弾という現代社会を支える仕組みを次々と開発し、天才だけが集まる米プリンストン高等研究所の中でもさらに「桁違いの超人」と言われた天才、ジョン・フォン・ノイマンに匹敵する能力なのかもしれません。

この時代に生まれたことに感謝する

この一局を観戦した上野六段はこう語っています。

これは「藤井の4一銀」として後世に語り継がれる名手である。

この時代に生まれ、この手をリアルタイムで目撃できた。

ただそれだけでなんて幸せ者だろうか。

藤井二冠、そしてともに名局を創り上げた松尾八段にも、感動をありがとうと伝えたい。

まさにその通り。

お二人の熱戦に、ただただ感謝したいと思います。

ABOUT THE AUTHOR

Iemoto
スギウラナオキ 1966/丙午 生まれ 典型的な双子座

元歌舞伎役者(四世中村雀右衛門 門弟)
JSA認定ソムリエ
AFP/2級ファイナンシャル技能士

現在はライターとして
○伝統芸能
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などのテーマで執筆活動をしております。
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