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好事家のブログ

『PCとは、愛だ。』と叫ぶLAVIE Pro Mobile
は熱い漢たちの魂でできていた

『PCとは、愛だ。』と叫ぶLAVIE Pro Mobileは熱い漢たちの魂でできていた

こんにちは家元です。

6月15日(ちなみに私の誕生日)、土砂降りの雨の中、都内某所で行われた Engadget Japanさん企画のイベント、『NECの最新モバイルPC「LAVIE Pro Mobile」の秘密を「企画担当者」と探ってみませんか?』に参加してきました。

「LAVIE」というブランド名になってからNECさんのノートPCに触れることがなかった私ですが、NECの企画担当者さん達の、降りしきる雨を蒸発させるほどの熱い魂にガジェット好きの心が揺さぶられたので、その一部始終をここにレポートします。

最軽量PCの「言い出しっぺ」が最軽量PCレースから離脱!?

NECのLAVIEシリーズといえば、13.3型モバイルノートの世界最軽量PCレースの提唱者であり、富士通のLIFEBOOKと熾烈な最軽量競争を戦ってきたパイオニアです。

しかし今回そのNECのLAVIEが・・・

世界最軽量PCレースからの離脱を表明した。

一体何があったのか?

最軽量を追求するあまり、犠牲となっていた部分

ダイエットのやり過ぎで、世間が引いてしまうくらいガリガリになってしまう女性タレントがいますが、それと同じことがLAVIEに起こっていたわけです。

つまり軽量化を突き詰めるあまり、

  • 安心して使えるボディ剛性
  • カフェでドヤれるデザイン
  • 丸一日充電を気にしないで使えるバッテリー駆動時間
  • 長時間打つ気にさせるキーボード
  • ライフラインであるネットに常時接続するLTE対応

というようなモバイルノートを使う人たちが本当に求めていたスペックがおざなりにされてしまっていたわけですね。

「世界最軽量」という記録を更新するための新製品への反省

この辺りからNECの中の人(企画担当者さん)のトークが熱を帯びてきます。

PCはファッションではない、ビジネスツールだ!

自分たちはモバイルPCの真の目的を見失っていた。

人は軽さのみを欲するにあらず!

俺たちは『お客さまが真に欲しくなるものを作るぜ!』

PCは身につけるアクセサリーじゃない、PCはビジネスツールである!!!

熱い、熱すぎますw

上層部からのミッション:インポッシブル

しかしそんな熱いLAVEI企画担当者たちにNEC上層部からかなりきつめのミッションが言い渡されます。

人気と実力を兼ね備えたシャレオツPCの絶対王者アップルのMacBookと、タフでバッテリー駆動時間が長い上に軽量という質実剛健・モバイルノートPC販売台数第1位のパナソニックLet’s noteに勝て!

という無茶ぶりをされたのです。

ほとんどプロジェクトXの世界です。私の脳内では中島みゆきが歌っていました。

PCユーザーがモバイルノートに求めているものを形にした

そこでNECの中の人が考えたのは、PCユーザーがモバイルノートに本来求めているのは何か?ということでした。

900g以下、20時間以上

モバイルノートユーザーへの調査から、重量については「900gを下回る」、バッテリー駆動時間については「20時間以上」となれば80%のユーザーが満足することが分かりました。

その他にも、

タフ(剛性感)であること

軽量化を追求するあまり、ペナペナでヤワだったボディを強化するために、東レが開発した新構成カーボンを天板に使用。

実に面耐圧150kgf、つまり天板に150kgの重量が乗っても壊れないボディを実現したとのこと。

ここで『象が踏んでも壊れない!』のキャッチフレーズで当時の小学生を熱狂させた、サンスター文具の「アーム筆入」よろしく、ライターのナックル末吉氏による耐荷重テストが行われました。

【参照】サンスター文具 アーム筆入CM

無事起動しました。

所有欲が満たされるデザイン

良い意味でクセのない無機質なデザイン。

中の人的には『「クラッシックボルドー」の色を実現するのにめちゃくちゃ苦労しました』とのことでした。

キーボードとLTE対応には徹底的にこだわった

最軽量PCの王者という地位を捨ててまで実現しようとした使い勝手ですから、そこに対しては強いこだわりがあるようです。

なかでもキーボードとLTE対応には企画担当者のすさまじいまでの熱量を感じました。

キーボードは確かに最近の薄型PCの中ではストロークもあって打ちやすかったですね。

まあ私の場合はHHKB BTをつないでしまいますけど。

一方LTE対応ですが、対応するためにはアンテナをどこかに内蔵する必要があります。

そしてアンテナ感度を最高にするベストな場所はディスプレイの上の部分なのですが、ここに内蔵すると最近主流のほとんどベゼルレスディスプレイが実現できなくなってしまいます。

しかし「PCとはビジネスツールだ!」という方向に舵を切ったLAVIEは、迷うことなくディスプレイ上部にアンテナを内蔵しました。

LAVIE Pro Mobileのここにグッときた

多人数対応ミーティングモード

私は現在ThinkPad X1 Tabletを使っているのですが、Skypeなどでビデオ会議をすると相手の声がはっきりと聞こえないため、ヘッドセットやイヤフォンを使うことが必須となっています。

しかしLAVIE Pro Mobileに搭載された多人数対応ミーティングモードでは、PCのどの位置にいても相手の声をはっきりと聞くことができ、イヤフォンを使う必要がありません。

ビデオ会議での打ち合わせなどで複数人で一台のPCを囲むことがありますが、そのような場合でもストレスなくミーティングを行うことができそうです。

キーボードのチルトアップ

他社製のノートPCでも採用例が増えていますが、ディスプレイ部を開いたときにキーボード部分がチルトアップして角度がつく機構は非常にありがたいものです。

タイピング時の手首への負担が軽減され、腱鞘炎防止に非常に効果があります。

この角度をつけるために専用のスタンドが販売されているくらいです。

あとUSB-TypeAが残されているのも地味に◎

LAVIE Pro Mobileのここがちょっと残念

開けづらい

PCを開くときに、ディスプレイ部分とキーボード部分の境目があまりにシームレスでとっかかりがないため、「開けにくい」ことが気になりました。

少し凹みをつけるなどすれば良いのではないでしょうか。

Windows Helloの生態顔認証に対応していない

LAVIE Pro Mobileは電源ボタンと指紋認証が一体化していて、電源ボタンを押して電源を入れれば、同時に指紋認証が行われ、Windows Helloの機能によりパスワードやPinコードを入力することなくログインすることが可能です。

ただWindows Helloで用意されている生態顔認証(iPhoneのFace IDと同様の仕組み)には対応していません。

私が普段使っているThinkPad X1 Tabletはこの生態顔認証に対応しており、ちょっと席を外して戻ってきたとき、ディスプレイに顔を向けるだけでロックが解除されてとても便利です。

電源ボタンを触るだけなので、大した違いがあるわけではありませんが、ただPCの前に座るだけでロックが解除されるのはやはり楽なので、生態顔認証の機能もあると良いと思いました。

LAVIE Pro MobileにはNECの本気が詰まっている

今回のイベントで印象的だったのは、NECの中の人たちの「熱さ」です。

軽量化偏重への反省からくる「ユーザーが使いやすいPCをなんとしても作る」という強い意志が感じられ、その情熱ほとばしる言葉からは熱い想いが伝わってきました。

短い時間ではありましたがLAVIE Pro Mobileの魅力を存分に堪能。

NECの方々、そしてEngadgetのスタッフの皆さん、ありがとうございました。

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