こんにちは、家元です。
今回はちょっと憤慨しているので、口調が荒めです。
小柳ルミ子の『今さらジロー』がオリコントップ10に入ろうかというほどの勢いだ。
検索ランキングでも『ルミ子 今さらジロー』が全世界で瞬間的に2位になったとの情報もある。
もちろんApple の Home Pod 発売を受けての事である。
最近ではすっかりサッカー解説者としてお茶の間におなじみの、ルミ子さんだが、この急激な歌手としてのオファーの増加に、さぞや驚いていらっしゃるに違いない。
それにしてもよくオメオメと、臆面も無く、厚顔無恥に、今さら発売できたものだなHome Pod。
目次
発表から2年、US発売から1年半
HomePodは2017年6月のWWDC(ワールドワイド デベロッパーズ カンファレンス、世界開発者会議)発表され、2018年2月にアメリカ、イギリス、オーストラリアなどで発売された。
それから実に1年半。世界で最もiPhoneのシェアが高く、Apple大好き国のこの日本でなぜ今の今まで発売しなかった!(実は現時点ではComing Soonなだけで、発売日も決まっていないが)
藤井聡太相手に先手を譲ってどうする!
Amazon EchoとGoogle Homeというスマートスピーカー界においては藤井聡太七段のような最強の実力者に、「先手を譲ってどうする」!!!
唯一の「引き」だったAppleMusicも、Amazon Echoに対応。
「Alexa、AppleMusicで気怠げな夏の午後に合うボサノバをかけて」と言えばジョアン・ジルベルトの曲が流れ出すのだ。
HomePodよ!「お呼びでない、お呼びでないね。こりゃまた失礼いたしました」だ。
私の人生の師、植木等にあやまれ!ジョブズが草葉の陰で泣いているぞ。
スクリーンもないのに¥32,800!!!
HomePodがちんたらやっているうちに、スマートスピーカーの主戦場は「スクリーン付」に移りつつある。
Amazonは10.1インチのスクリーンが付いた「Echo Show」を¥27,980で発売。さらに6月末からは¥9,980の「Echo Show 5」も出している。
対するGoogleも6月から「Google Nest Hub」を¥15,120で発売開始。
どちらもHomePodでできることはすべてでき、おまけに「田舎の両親に孫の写真を見せる」
というキラー機能まで装備しているのだ。
いくらHomePodが高級オーディオに匹敵するほどの音質を持っているとしても、それに¥32,800は出せんだろ!
いい音でAppleMusicを聴きたいのであれば、たった¥2,980で購入できるecho inputにお気に入りのスピーカーを接続すればいい。
HomePodよ、おまえの居場所はもうこの国のリビングにはないのだよ・・・。
逆転の目があるとすればセキュリティ面か
ここまでディスってきたように、HomePodを待つのは茨の道です。
ただ万が一逆転の目があるとすれば「セキュリティ面」での強み。
Amazon Echoがオレゴン州ポートランドに住む夫婦の会話を録音し、Amazonの従業員に送ってしまった事件はまだ記憶に新しいところです。
それに対し以前からプライバシーを重視する方針を打ち出していたAppleは、今年のWWDCでも「Sign In with Apple」というプライバシー保護に注力したログインシステムを発表しています。
安心して使えるスマートスピーカー。HomePodが生き残っていけるとすれば、その線だけかもしれません。
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