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1ヶ月間のXPS13体験モニターが終わった
「いつもそこにいるはずの君が、今はもういない」
「心にポッカリ、大きな穴があいたようだ」
こんにちは、XPS13ロスでジュリアに傷心(ハートブレイク)な家元です。
デルアンバサダーの「XPS体験モニター」が終了し、本日XPS13を返却いたしました。
貸与されていた恩義でも、感謝でも、お世辞でもなく、XPS13は本当に「持っていることが誇らしい」ノートPCです。
今回はそんなXPS13に対する、
- 魅力を感じたところ
- ちょっと気になったところ
について、最後のレポートをしたいと思います。
欠点がほぼないXPS13
今回私が借りていたのは、
CPU | 第8世代 Core i7-8565U (4コア / 8T、8MBキャッシュ、最大 4.6GHz) |
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メモリ | 16GB LPDDR3メモリ (2133MHz) |
ストレージ | 512GB NVMe SSD (M.2 / PCI Express接続) |
ディスプレイ | 4K(3840×2160)13.3インチ タッチディスプレイ |
という、現時点では最高ランクのスペック。
なので、性能的に云々いうためにははベンチマークを走らせるくらいしかありません。
そういう記事はガジェットライターさんにお任せして、私はもっとエモーショナルな部分の評価をしてみたいと思います。
所有欲を満たす美しいデザイン
言い尽くされていることですが、デザインの美しさはピカイチです!
カフェやコワーキングスペースでドヤ顔ができることは間違いありません。
冬でも冷たくない(はず!)触感の良いパームレスト
写真で分かりますかね?
パームレストやキーボード周りが織目状になっているんです。
これはグラスファイバー繊維(フロストとローズゴールドのみ、プラチナシルバーは黒のカーボンファイバー)が素材として使われているから。
これはデザイン的な美しさもさることながら、「冬手を置いても”ヒヤッ”としない」という利点があります。
こういった「直接身体に触れる部分」の感触がイイというのはモノとして非常に重要な部分であり、XPS13の大きな魅力の一つです。
空間に4K液晶が浮かび上がって見えるフレームレスディスプレイ
写真はDAZNでテニスの試合を見ているところです。
超がつくほどの狭額縁、フレームレスディスプレイのおかげで、まるで画面が空中に浮かんでいるような錯覚に陥ります。
下は私が普段使っているThinkPad X1 Tabletとの比較。
というか、比較するのが悲しくなるほど違いがあります。
左右どちらからでも充電ができる
XPS13にはThunderbolt 3対応のUSBType-Cが2つ、通常のUSB 3.1 Gen 2 Type-Cが1つ用意されており、全てがUSB Power Delivery、いわゆるPDに対応しているので、左右どちらからでも充電することが可能です。
これってテーブルの狭いカフェや電源のある場所が限られている新幹線の中などではとても重要なことで、使い勝手に直結するポイントです。
XPS13 の重箱の隅をつついてみる
パーフェクトに近いXPS13ですが、あえて重箱の隅をつつきき、「私が気になったポイント」をあら捜ししてみます。
カメラがWindowsHello 対応ではなくなった
最近流行のフレームレスディスプレイのおかげで、Webカメラの位置はボヘミアン状態。
HUAWEIのMateBook X Proではキーボード上に埋め込まれてポップアップ式となり、
ASUSのZenBook S13ではディスプレイ上部に飛び出しました。
XPS13も前モデルまではディスプレイの下部にあり、「鼻の穴が丸見え」「顔が下膨れに見える」という不満が叫ばれていたのですが、今回のモデルではわずか2.25mmの極小Webカメラを開発。
極細のディスプレイフレーム上部に搭載することに成功したのです!
しかし極小化したこととのトレードオフか、前モデルまであったWindows Helloの顔認証機能がなくなってしまいました!!!
電源ボタンを兼ねた指紋認証ボタンに指を乗せれば指紋認証でWindows Helloの簡単ログインはできるのですが、「PCの前に座っただけでロックが解除される」顔認証の便利さは、コワーキングスペースなどで「トイレに行くのにちょっとだけ席を外す」といった場面で絶大なる利便性を発揮します。
これが無くなったのは非常に痛い!ぜひ次期モデルでは復活してほしいものです(赤外線カメラモジュールが必要となるため大変でしょうが)。
キーボードチルトがない
ノートPCのキーボード周りで最近はやっているものの一つに、「キーボードのチルト機構」があります。
写真はNECのLAVIE Pro Mobileです。
よく見ていただくと、キーボードの部分が浮かび上がっていて、キーボード面に「角度」がついていることがわかります。
この角度がタイピングのしやすさに繋がり、長時間のタイピングの疲れを軽減してくれるのです。
XPS13のキーボードはキータッチが良く、ノートPCとしてはかなり打ちやすい部類に入りますが、このあたりの工夫も取り入れていただくと、更に良くなるのではないでしょうか。
LTE内臓モデルが欲しい
働き方改革が叫ばれ、オフィス以外の場所でも仕事ができる環境が注目されています。
そんなオフィス以外での作業に必須なのが「常時ネット接続環境」。
ネットで調べ物をしたり、クラウドでファイルの管理をするだけではなく、SlackやChatWorkなどのビジネスチャット、Skypeでのビデオ会議など、現代のオフィスワークにはネット環境は欠かせません。
もちろんスマホのテザリングやモバイルルーターを利用するという手もありますが、いちいち接続に一手間かかるため、スキマ時間にササッと作業をするための足かせになってしまいます。
その点PCを開けば接続状態になっているLTE内蔵モデルはやはり便利。
XPS13も、次期モデルではLTE内蔵モデルを選択できるようにしていただきたいものです。
ビギナーからヘビーユーザーまでオススメできる「万人向け」のノートPC
何点か「無理やり」欠点を指摘させていただきましたが、基本的に「足りない部分」がほとんどなく、初めてノートPCを購入するビギナーの方から、仕事でバリバリ使用するヘビーユーザーの方まで、万人におすすめできるのがXPS13です。
特に気品さえ感じさせるデザインと、パームレストを始めとした触感の良さは、ぜひ実際に確かめていただきたいと思います。
と、つらつら書いているうちに、第10世代Coreプロセッサー「Ice Lake」を搭載した「New XPS 13 2-in-1」の発売が決定したようですね。
外付けのHappy Hacking Keyboard BTを愛用する私としては、こちらがまさに本命。
発売を楽しみに、正座をして待ちます。
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