「©武論尊・原哲夫/NSP 1983」
第三局は序盤から大激戦
藤井聡太七段が勝利すれば史上最年少でのタイトル獲得となる「棋聖戦第三局」は、北斗の拳のケンシロウ(藤井七段)とラオウ(渡辺棋聖=三冠)のぶつかり合い、奥義の応酬、「アタタタタタタタ・・・」という声が聞こえそうな超激戦となった。
互いに紙一重の間合いでかわし続ける
互いの拳が頬をかすめ、相手が放つ必殺の一撃を紙一重の間合いでかわし続ける。
並の棋士ならあっという間に「ひでぶっ!!」という断末魔を残して「お前はもう死んでいる」状態になりそうな対決は、さぞや神経をすり減らしたことであろう。
そんな超ハイスピードバトルが続く中、1発、2発と渡辺棋聖の拳が藤井七段の身体を捉え始める。
「うぐっ」藤井七段が膝をつく。
強敵(とも)への敬意、そして奥義炸裂!
しかし渡辺棋聖は手を緩めない。それが強敵(と書いて『とも』と読む)への礼儀だと知っているからだ。
『天将奔列』!!!(両の掌から放たれる強烈な闘気波を相手に浴びせかける技。拳王ことラオウの必殺技。※渡辺棋聖は棋王でもある)
必勝の奥義が炸裂した。
勝負あり。
ケンシロウ、いや藤井七段は敗れた。
第四局は7月16日(木) 藤井七段は究極奥義を会得できるのか⁈
しかし二人の勝負はこれで終わりではない。
7月16日(木)には棋聖戦第四局が行われる。
藤井七段はそれまでに究極奥義『無想転生』を会得できるのか。
捲土重来、藤井七段が再び渡辺三冠に挑む。
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